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きっかけ

娘が3、4歳だったでしょうか、、、。子どもと一緒に楽しめるというコンサートに出かけました。子どもと一緒に!コンサートがまだ今ほどなかった頃のように思います。3歳から入れるオーケストラの演目で、じっとできなかった娘。帰り際、隣の席のご婦人がぷんぷん怒って私たちに「嫌み」を放ち、ホールを出て行かれました。なんで?とまずは戸惑いました。子どもと楽しめるとうたっていたではないか!やり場のない怒りが込み上げ、ショックを受けた経験があります。コンサートに来る全てのお客さまに、まだまだ本当の趣旨が理解してもらえていないのだな、限界があるんだなと痛感した出来事でした。娘はというと、今でもトラウマで、オケのコンサートには行きたがらない。

さて、幸か不幸か、意を決していったコンサートで、子ども公演の現実に直面したのです。ずっとかしこまって聞ける訳がない!ずっと座って聞ける訳がない!ならどうするよ!!それを受け入れるコンサートにすればいいだけやん。と始めたのが、親子で楽しむマリンバと打楽器のコンサートです。子どもの動きがよめないので、ある程度動くこと、声を出すこと、泣くことを想定してお父さんお母さんに座る必要がないことをお伝えし、よほどの危険が予想される時だけ注意してもらう。途中退出、入場も可能、割と楽な感じにとお願いしています。大人だけのお客様にもその旨をお伝えし、みんなで楽しむことを目的に構成しています。私の方も何があっても動じない!いや動じるのですが、受け入れて楽しもう!くらいのスタンスでやっております。 その進化系が「マリンバ列車の旅」。ずいぶん内容が確立してきました!ご興味ある方は、ぜひ次の機会にお越し下さい。